CSV更新で怖いのは、値を入れた列よりも「空欄の列」です。Shopify商品CSVを編集していると、空欄は何もしないという感覚になりがちですが、インポートの設定や列の扱いによっては、既存の商品情報を空の値で上書きする可能性があります。
まず何を切り分けるか
空欄には2種類あります。ひとつは「説明文を消したい」「Barcodeを空にしたい」という意図した空欄。もうひとつは「今回は触りたくない列だが、エクスポートしたCSVに空で入っている」という意図しない空欄です。この2つを同じCSVに混ぜると、投入前レビューが難しくなります。
よくある事故
- 商品説明やSEO titleが空欄で上書きされる
- Variant Barcodeを消すつもりがないのに空になる
- 画像URL列を並べ替えて、画像の紐づけが外れる
- 公開状態、価格、重量など関係ない列まで同時に更新する
- バックアップCSVがなく、どの値に戻すべきか分からなくなる
確認する列
更新したい列を先に決めます。たとえば価格だけを変えたいなら、Handle、Option列、Variant SKU、Variant Price など、照合と更新に必要な列を中心に見ます。説明文、画像、SEO、Barcode、在庫関連など、今回触らない列に空欄が多い場合は、その列を含めてよいか慎重に判断します。
手作業で進める手順
まず現行の商品CSVをエクスポートして保管します。次に、更新用CSVの列を「照合に必要」「今回更新する」「触らない」の3つに分けます。触らない列に空欄がある場合は、空欄の意味を確認するまで投入しないほうが無難です。少数の商品だけを対象にしたテストCSVを作り、管理画面でどう変わるか確認してから全件に広げます。
自動化できる部分
投入前チェックでは、空欄セルの数を列ごとに集計し、現行CSVでは値があるのに更新CSVでは空欄になっている場所を一覧化できます。「このCSVを入れると空になりそうな列」を事前に出せると、削除したい空欄と事故になりそうな空欄を分けやすくなります。最終的にその空欄を許可するかは、店舗側の作業意図で判断します。
注意点
CSVの挙動は、使う画面、インポート設定、列構成、アプリ連携によって確認が必要です。ここでは「必ずこうなる」とは言い切らず、投入前に何を見れば事故を減らせるかに絞っています。初回相談ではCSV全体を送る必要はありません。更新したい列、空欄が不安な列、過去に消えた項目を整理できれば十分です。
参考にした公式情報
- Shopify Help Center: Using CSV files to import and export products
- Shopify Help Center: Importing products with a CSV file
- Shopify Help Center: Exporting and importing inventory with a CSV file
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