Merchant Centerの診断画面で「不承認」や「警告」が増えているのに、どの列から手をつければよいか迷うことは少なくありません。フィードCSVの列は数十ありますが、承認に直結するのはそのうちの一部です。この記事では、商品フィードを初めて確認するときに見るべき属性を優先順位付きで整理し、エラーと警告の違いも説明します。
フィード列の優先順位一覧
フィードCSVを開いたとき、まず確認するべき列を優先順位順にまとめました。上から順に見ていくと、承認をブロックする問題を効率よく洗い出せます。
| 優先度 | 属性名 | 確認内容 | 空欄・不備の影響 |
|---|---|---|---|
| 1 | id |
一意の商品IDが入っているか。重複がないか | 不承認または掲載制限の原因になりやすい |
| 2 | title |
商品名が空欄でないか。30〜150文字以内か | 不承認または掲載制限の原因になりやすい |
| 3 | image_link |
画像URLが正しくアクセスできるか | 不承認または掲載制限の原因になりやすい |
| 4 | price |
通貨コード付きの正しい形式か(例: 1980 JPY) | 不承認または掲載制限の原因になりやすい |
| 5 | availability |
in stock / out of stock / preorderのいずれか |
警告 → 表示制限の原因になりやすい |
| 6 | link |
商品ページURLとして正しいか。リダイレクトがないか | 不承認または掲載制限の原因になりやすい |
| 7 | gtin |
JANコード等のグローバル識別子。該当カテゴリでは必須 | 警告 → 一部カテゴリで不承認の原因になりやすい |
| 8 | brand |
ブランド名。gtinとセットで確認 | 警告 → ブランド必須カテゴリで不承認の原因になりやすい |
| 9 | description |
商品説明が空欄でないか。titleと重複していないか | 警告 → 品質スコア低下の原因になりやすい |
| 10 | condition |
new / refurbished / usedのいずれか |
警告 → 省略時はnew扱い |
| 11 | mpn |
メーカー品番。gtinがない場合の代替識別子 | 警告 → gtinがない商品で推奨 |
優先度1〜6は、空欄や形式エラーがあると掲載できない、または掲載が制限されることがあります。まずはこの6列を確認し、問題がなければ7以降の列に進むという手順が効率的です。
エラーと警告の違い
Merchant Centerの診断画面では、問題が「エラー」と「警告」の2種類に分かれます。扱いが異なるため、まずはこの違いを押さえておきましょう。
エラー(不承認を引き起こすもの)
商品が掲載されなくなる重大な問題です。idの重複、priceの形式不正、image_linkの404などが該当します。Merchant Centerの診断画面では赤いアイコンで表示され、対象商品数も表示されるため、まずはエラー数が0になることを目指します。
警告(掲載はされるが品質に影響するもの)
商品自体は掲載されますが、広告の表示機会が減る可能性があります。descriptionが短すぎる、gtinが未設定、brandが空欄などが該当します。診断画面では黄色いアイコンで表示されます。すべての警告を0にする必要はありませんが、主要商品の警告は優先的に直すのがよいです。
Shopify側で確認すべき対応列
フィードアプリは、Shopifyの商品データをMerchant Centerの属性に変換して送信します。どのShopify列がどの属性にマッピングされているかを知っておくと、修正箇所がすぐに見つかります。
| Merchant Center属性 | Shopify側の対応列(目安) | 主なマッピング元 |
|---|---|---|
id |
Variant SKU または商品ID |
フィードアプリの設定による |
title |
Title + Option1 Value など |
商品タイトルがそのまま使われることが多い |
image_link |
Image Src または Variant Image |
アプリによってマッピングが異なる |
price |
Variant Price |
販売価格がそのまま送られる |
availability |
Variant Inventory Qty |
在庫数 > 0 で in stock |
gtin |
Variant Barcode |
バーコード(JAN/EAN)欄 |
brand |
Vendor または product.metafields |
ベンダー名またはメタフィールド |
マッピングの実際はフィードアプリによって異なります。Google & YouTubeチャネル、Simprosys、FeedArmyなど、使っているアプリのフィードマッピング設定画面で確認してください。
初回フィード確認の進め方
フィードを初めて確認する場合、すべての列を一度に見る必要はありません。以下の手順で進めると効率的です。
Step 1:Merchant Centerの診断画面でエラーを確認する
Merchant Centerの [商品] → [診断] を開き、赤いアイコンのエラーだけを拾います。エラー名と対象商品数をメモしてください。「画像が見つかりません」「価格が無効です」「商品IDが重複しています」などのエラーが代表的です。
Step 2:1商品を抜き出してフィードCSVを確認する
エラーが出ている商品を1つ選び、フィードCSVまたはMerchant Centerの [商品] → 対象商品 → [属性] タブで、優先度1〜6の列を確認します。空欄、形式不正、URLの404を探してください。
Step 3:Shopify側の該当箇所を特定する
フィードで問題が見つかった属性に対応するShopify側の列を特定します。たとえばgtinが空欄なら、Shopify管理画面のバーコード欄(Variant Barcode)が未入力でないかを確認します。
Step 4:同じ問題が他の商品にもないか広げる
1商品で原因が分かったら、CSVの該当列を全体に向けて確認します。idの重複はCSVのピボットや条件付き書式で機械的に見つけられます。
自動チェックと人間の判断の分かれ目
フィードの確認作業は、一部を自動化できますが、すべてを機械的に判定できるわけではありません。
自動チェックで対応できること
idの空欄・重複検出priceの形式チェック(数値 + 通貨コードの有無)image_linkのURL形式チェックと404確認availabilityの値が規定値(in stock / out of stock / preorder)に一致しているかgtinの桁数チェック(JAN: 13桁、UPC: 12桁など)title・descriptionの文字数カウント
人の判断が必要なこと
titleの内容が商品を適切に表しているかimage_linkの画像が実際にその商品を写しているかdescriptionの記載内容が正確か(他商品の説明の使い回しなど)brandの登録名が正式なブランド名と一致しているか- 商品カテゴリに応じた
gtinの必須・任意判定
形式や空欄のチェックはツールで一括確認し、内容の妥当性はサンプリングして目視で確認する、という2段階の進め方が現実的です。
注意点
この記事はフィード確認の手順を整理するものであり、Merchant Centerの承認を保証するものではありません。Googleのポリシーや属性の要件は変更される可能性があるため、最新の公式ヘルプで確認してください。
また、フィードアプリごとにマッピング方式が異なるため、この記事に書いた対応列はあくまで目安です。実際のマッピングは、お使いのフィードアプリの設定画面で確認してください。
相談時に用意するとよい情報
- Merchant Centerの診断画面に出ているエラー名と対象商品数
- 使用しているフィードアプリの名称(Google & YouTubeチャネル、Simprosys、FeedArmyなど)
- Shopifyストアで扱っている商品のおおよその件数と対象国
- 特に気になっている属性(gtin未設定、image_linkの404など)
- フィードCSVの該当行の
id、title、price列の値(テキストで可)
初回相談では機密CSVやスクリーンショットの送付は不要です。エラー名、対象商品数、使っているフィードアプリ名だけでも相談できます。
参考にした公式情報
- Google Merchant Center Help: Product data specification
- Shopify Help Center: Google & YouTube channel requirements
Merchant Center / 商品フィード まわりの作業整理、小さな自動化、簡易チェックツール化について相談できます。初回相談で機密CSVやスクリーンショットを送る必要はありません。
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