越境ECの出荷で商業インボイスを作る段階になってから、英語の商品名、原産国、HS code、重量がバラバラに見つかることがあります。注文ごとに手入力で直すと、表記ゆれや入力漏れが起きやすくなります。先に商品CSV側で帳票に使う項目を整理しておくと、PDF化や出荷前チェックが進めやすくなります。
まず何が起きているか
商品ページ用のCSVは販売表現を中心に作られがちです。一方、商業インボイスでは、商品を識別するための説明、数量、単価、重量、原産国、HS codeなど、配送や通関手続きで参照される項目が必要になります。商品説明として魅力的でも、帳票上の説明として曖昧だと後で確認が増えます。
よくある原因
- 日本語の商品名しかなく、英語の帳票名が未整理
- サイズや色はSKUに入っているが、帳票用の商品説明に出てこない
- 重量が商品単位、梱包単位、配送設定で混ざっている
- 原産国が仕入先メモにしかなく、CSVに列として存在しない
- HS codeの候補が担当者のメモや別シートに分散している
先に確認したい項目
- 帳票に出す英語商品名、または簡潔な英語説明
- SKU、バリエーション名、色、サイズの扱い
- 単価、通貨、数量、合計金額の元データ
- 商品重量と梱包後重量のどちらを使うか
- 原産国、HS code、素材や用途の補足
手作業で整理する場合の手順
まず、既存の商品CSVを帳票用の列だけに絞った作業シートへコピーします。販売ページ用の長い説明文はそのまま使わず、帳票に出す短い説明を別列に作ります。次に、SKU単位で原産国、重量、HS code候補を埋め、未確定のものには「要確認」の印を付けます。確定できない項目を空欄のままPDFへ流し込まないことが大事です。
小さく自動化できる部分
- 帳票必須列の空欄チェック
- SKU単位で重量や原産国が重複して矛盾していないかの確認
- 英語商品名が長すぎる、または日本語だけになっている行の抽出
- 注文CSVと商品CSVをSKUで突き合わせる処理
- PDFに流す前の確認用一覧レポート作成
注意点
HS code、原産国、申告価格の判断は、商品内容、輸出入国、配送方法などで変わります。この記事は税務・通関助言ではなく、帳票を作る前のデータ項目整理として書いています。項目をそろえることはできますが、通関結果や配送遅延の有無は保証できません。
相談前に整理しておくとよいこと
- 元になる商品CSVと注文CSVの種類
- 現在使っている商業インボイスの見本項目
- 出荷先の国、配送会社、出荷頻度
- 手入力している列と、毎回迷う列
- 初回相談では、実際の顧客名や住所を含むCSVの送付は不要です
参考にした公式情報
- Shopify Help Center: Adding HS codes to your products
- Shopify Help Center: International shipping considerations
- 経済産業省: 物の輸出入(関税・原産地規則)
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